メフル通信によりますと、国連のドゥジャリク事務総長報道官は、13日月曜夜、「人道支援団体はイエメンの港や空港を完全な形で利用することを必要としている」と強調しました。
ドゥジャリク報道官はまた、イエメンの状況は悲劇的だとして、「イエメンの人々は食料、燃料、医薬品を必要としている」としました。
国連は先週にも、イエメンの封鎖の解除を求めました。
ユニセフのレラノ・イエメン事務所代表は、先週金曜、イエメンの人道状況は悲劇的なものだとして、数百万人のイエメン人が緊急支援を必要としているとしました。
赤十字国際委員会も、先週火曜、食料や医療用品などをイエメンに輸送する下地を整えるため、イエメンのすべての国境を開放するよう求めました。
サウジアラビアはアメリカの支援を受けて、ハーディ大統領を政権に復帰させるという理由で、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この軍事的侵攻により、これまでイエメン人1万3千人以上が死亡し、数万人が負傷、数百万人が難民化しており、またイエメンのインフラが破壊されています。
また、この攻撃で、イエメンでは食料、医薬品が極端な形で不足しており、多くの伝染病が拡大しています。